運転免許自主返納について
今回は、
「運転免許自主返納」について調べてみました。
ニュースで報道がされる、高齢者による交通事故の増加にともない、
「運転免許自主返納」が注目されています。
そこで今回は、返納のやり方・メリット・デメリットを調べてみました。
運転免許自主返納とは
運転免許自主返納(運転免許の申請取り消し)とは、有効期限の残っている運転免許を返納することのようです。
2002年には「免許証を返納すると身分証明書が手元に無くなる」という意見を反映して返納後でも身分証明書として使える、「運転経歴証明書」を導入しました。
さらに2012年に「運転経歴証明書」の有効期間を無期限に伸ばすことで更なる運転免許自主返納を促していまるようです。
運転免許自主返納の手続き方法
運転免許の自主返納の手続き場所
手続き場所について
運転免許証の自主返納は、基本的に
・管轄地域の警察署
・運転免許センター
にて受け付けているようです。
地域によっては、交番で受け付けている地域があるので、地域の警察署公式HPでご確認ください。
受付時刻について
基本的には平日受付がほとんどのようです。
地域によっては、土日受付を行っている地域がありますので、こちらも同じく地域の警察署公式HPでご確認ください。
運転免許自主返納の持ち物
運転免許証自主返納の持ち物は
・運転免許証
が必須の持ち物で、地域(千葉県など)によっては印鑑が必要になるようです。
運転免許自主返納後は、運転経歴証明書を申請できる
運転経歴証明書とは、運転免許を返納した後、公的な身分証として利用可能なカードのようです。
さらに、運転経歴証明書を提示すると自治体や民間から割引の適用があったりするので、免許証を返納した高齢者にもメリットを感じてもらい、免許の自主返納を促進する狙いがあるそうです。
運転経歴証明書の申請条件
運転経歴証明書の申請は、下記の条件をクリアすることで、申請ができるようです。
・運転免許の全部取り消しを行っている
・運転免許を返納してから5年以内である
・運転免許証の取消基準に該当しない
・免許停止中、免許停止の基準に該当しない
・再試験の基準に該当しない
上記に挙げたように、運転免許の取り消しや免停を受けているドライバーは、申請ができないのでご注意してくださいとのことのようです。
申請場所について
運転免許の自主返納と同じく、
管轄地域の警察署
運転免許試験場または運転免許センター
にて受け付けているようです。
受付時刻について
基本的には平日受付がほとんどですが、返納と同様に地域によっては、土日受付を行っている地域がありますので、地域の警察署公式HPでご確認ください。
交付にかかる時間について
運転免許試験場または、運転免許センターでは原則的に即日交付していますが、
混雑により2〜3週間かかる場合があるようです。
持ち物
運転経歴証明書の申請の際は以下4点が必要のようです。
・運転経歴証明書交付申請書(運転免許センター、警察署に置いてあります)
・住民票又は申請者の氏名、住所、生年月日を確認できる身分証明書等
・印鑑
・申請用写真
運転経歴証明書のメリット
運転免許証の代わりの身分証明書となるほか、提示することで、バス、鉄道が半額(自治体によっては無料)になったり、タクシー料金が10%割引になったり、イオン・イトーヨーカドーにて格安配送が可能になったり、各種施設などが割引になるそうです。
自治体によってサービスが異なるので、確認していただくとよいと思います。
運転免許自主返納のデメリット
公共交通機関の整っていない地域にお住まいの方は、足がなくなり不便を感じると思います。
また、高齢者は足腰が弱く、お米などの重い物を購入して持ち運ぶ際、車がないと困難だと思います。
家族が車を出さないといけなくなる可能性もあります。その場合、家族に負担がかかることも考えられます。
車の運転しないことで記憶力や判断力が欠け、運転をやめた後に認知症が突然進んでしまったという事例もあるようです。
まとめ
ただ単純に高齢者に、運転免許の自主返納を促すことに目を向けてしまうと、根本的な問題は解決されないと思います。
これまで、日本を支えて成長させて下さった高齢者の方々が、より住みやすい世の中にしていくことが大切で、自動車の自動運転技術やインフラの整備にも目を向けていかなければいけないと感じることが出来ました。
いろいろと調べ学ぶことで、自分自身の親や周りの方が、運転免許自主返納を決断をするときに、少しでも役立て頂けたらいいなと思いました。
いつもご覧頂き、誠にありがとうございます。心より感謝いたします。
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